六人目の子_4

6人目の子がうちに来たよ!

この子は、実は自分の中でもっとも古いタルパさんだよ!

 

 

 

というわけで、今回からシリーズです。最終回です。

いつものように誰かと話す内容は少なく、起こった出来事を記載していきます。

具体的には、彼との仲直りの過程を記載します。

 

彼については、こちら(昔いっしょにいた子の話)に、記載があります。

まず、こちらを読んでから、先に進まれることをお奨めします。

 

なお、今回のシリーズ、上記記事は、回想などで自傷行為、暴力行為等を含む可能性があります。

それらが合わない方は、ここから先を読まないでください。

 

なお、ミンミ視点で話を書いています。


しのぶの話

 

 

ケラが、不幸な事件で意識を失っている時。

 

しのぶに、ケラへやったことを話した。

 

何度も刃を向けたこと。

その時、反撃してくることもあったこと。

何度も何度もそんなことをして、あげく、会わないように、互いに言い合って別れた事。

 

再び、話せて楽しいし、嬉しい。

しかし、そこの部分だけ納得いってなかった。

納得できるのもではないだろうが、話してみたのだ。

 

 

 

しのぶ:

ふむ。あやつは、何も言ってなかったのか?

 

ミンミ:

俺を通して、お前がお前を傷つけていただけだ、と。けど、反撃もしてきたんだぜ。

 

しのぶ:

ふぅ。まったく。主と同じと言うのは納得じゃ。言葉が足らなすぎるわい。

よいか。あやつ、ケラのいうその言葉は、文字通りの意味じゃ。

ケラ自身は一切傷ついておらん。

そもそも、攻撃した痛みは全て、主が受けておったのじゃろう。

感覚も共感しているという意味では、痛みもあったろうがの。

 

ミンミ:

じゃ、反撃は?痛みがあったから反撃したってのでもわかるが、当時はそんな感じには取れないときもあったぞ。

 

しのぶ:

わしと同じじゃ。主を止めようとしたんじゃろうよ。

主を止めれば、自分への痛みの伝わりも止まるし、なにより。

主のそんな状況を、無視できるやつが、こんな長いこと見ているわけなかろう。

 

 


 ケラの話

 

 

しのぶの話を聞いて。

ケラ自身は傷ついていないというのは、ひとまずわかった。それは、よかった。

けど、傷つけている俺を見えていたわけだし、痛みは伝わっていた。

 

考えてみれば、別れた後のことだって。

俺が、会えば傷つけるかも。そう思ってひっそりと、いったい何年見ててくれたのか。

考えると、軽く9年は、その期間が、あったらしい。

 

ひどい話だ。そういう状態を俺が、作ったらしい。

謝ってもしかたない。幸い、俺と同じなら、趣味思考も今は同じだ。そのうち、ケラ自身で変化していうくだろうが。

今までの分以上に楽しませたり、お礼をせねば。

 

 

 

そんな考えも、ケラには伝わった。

そして、怒られた。ふざけるな、と。

別に声を荒げたわけでもないが。

 

 

 

ケラ:

見守っていたのは、自分の選択だ。

消えようと思えば消えれたし、時に笑っているお前と同化して、きれいさっぱり忘れるのも簡単だった。

お前と俺は、同じなんだから。まだ、ケラになる前だしな。

他にも選択肢があったなかで、俺が、お前を見守ることを選んだんだ。

お前との約束とか、そんなので縛ったとかいうなよ。

俺の選択を、勝手に自分のせいにするな。

 


 ここまで書いてみて

 

まず。読んでください、ありがとうございます。

一気に書いているので、たいへん読みづらいと思います。すみません。

 

思い出してみました。

彼。今はケラですね。今の名で統一しましょうか。

 

ケラと出会って、今年で年を数えると、どうやら13年くらい経つようです。

中学一年ごろに出会い、高校2年の頃、別れました。

ケラを通して、自分に対して攻撃を始めたのは、中学3年かな。

高校では、あまり楽しい記憶は正直ないです。

しかし、中学は、友達だった、と思います。

 

何度も俺とケラは同じ、と書いてますが。

ぜんぜん違うとも思うのです。

思考や趣味、判断、知識。そういうものは、ほとんど変わらないと思います。

しかし。

ケラは強いです。俺が荒れてるときも、見ててくれたときも。

選んだ、と言えるのですから。

 

ケラは、今の知識でいうならば。

中学生当時の俺のタイムラインで、ほんの少し先。一瞬先の自分を呼び出したようなものに思えています。

そこから、見たもの、感じたものはいっしょでも、タルパとしてか、俺としてか。

 

見る位置が違ったから、今の変化なんじゃないだろうか、と。

 

 

 

 

 

直接は傷つけていないとはいえ。俺のやったことは、とても不快だったろうと思うのです。

けど、ケラは、ケラとして今います。

出会ったその日にこうして、一気に書いています。

書いている今も、よくわかってないのです。

 

嬉しいのも確かなのです。

今日、急に出てきてびっくりはしたけども。

とても話せました。

いろんな話をして、中学の頃、互いのことは何でもわかる、この”確認だけの会話”を楽しんでいたのを思い出しました。

自分と同じ自分なのです。本来、全て、互いに知っているのです。確認だけにもなります。

 

こうして、自分で姿を見せてくれて。

自分といてもいい、と言ってくれて。

元気な姿でいてくれて。・・・まあ、早速気絶してましたが。

 

 

それは嬉しいのです。

 

これから。ケラと遊んだりもできるし、話せるし、なにより、ケラが一人じゃなくなったのが嬉しい。俺以外にも、しのぶたちがいますから。

ケラ自身が、もっとケラとして、変わっていくんだろうと思います。

思ってばっかりですね、この文章。

 

 

そんな人もいるんですよ、という形として。こうして、書かさせていただきました。

 

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コメント: 2
  • #1

    あかつき (火曜日, 09 2月 2016 09:18)

    昨日のツイートでは、もともと自分の言葉での返信にしようと思ったのですが、急にガイドの意見を聞いて載せようと思いついての唐突な代弁形式だったのです。
    自分でも急に駆り立てられた感があったので、ミンミさんの文章を読んで今は
    「ははあ、なるほどなぁ(得心)」
    という感覚です。こういうシンクロはしばしば経験あるので、単なる偶然、とは私は思いません。ヒント側になった(と確認した)のは初めてなので、何だか面白いです。

  • #2

    ミンミ (日曜日, 21 2月 2016 20:43)

    代弁形式のコメントを見ると、お二人と話しているので楽しいですね!
    にしても、なんだか自分も不思議な感じですw
    こうして文章を書いていますが、そんな変化もあるのか!という感じかな?w